2019-04-28 百人一首8:わが庵は都のたつみしかぞすむ 世をうぢ山と人はいふなり 百人一首 『わが庵は都のたつみしかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり 喜撰法師』 ■喜撰法師(きせんほうし) (9世紀後半) 六歌仙の一人。 宇治山の僧という他は経歴不明。 口べただったようで、古今集の仮名序の中で紀貫之が 「宇治山の僧喜撰は言葉かすかにして、初め終りたしかならず。 いはば、秋の月を見るに、暁の雲にあへるがごとし」 と人となりを語っている。 ちなみに「六歌仙」とは、 平安時代初めの和歌の名手たちを6人選んだもので、 在原業平、僧正遷昭、喜撰法師、大友黒主、文屋康秀、小野小町 のことを言う。